シボレーC1500とビューエルX1

永久に続くメンテナンス・・・orz

C1500 ステアリングギアボックス交換

2020年1月25日 135115マイル

 

ステアリングギアボックスからオイルが漏れていたので交換しました。
漏れ始めて2年くらいは経っていた気がしますが、あまり乗っていなかったためかそんなに悪化しませんでした。

 

作業には18mmスパナや11mmソケット、34mmのソケット、ピットマンアームプーラーを使いましたので、このあたりの工具を持っている必要があります。

 

交換したギアボックスはアメリカのAMAZONで
ACDelco 36G0122 164.26ドル+送料80.02ドル(1ドル≒112円)で27359円
です。
外したギアボックスを返送すると75ドル返ってくるシステムがあるのですが日本は対象外でした。

いろんな部品をまとめて注文したので実際にはもうちょっと安くなっていると思います。


まずはハンドルをセンターにして停め、ローダウン車はジャッキで上げます。

 

①オイルラインを外す
車の下にオイルパンを置き、ステアリングシャフトのカバーを外して18mmのスパナを使ってプレッシャー側とリターン側の押さえナットを外します。
外したところについているOリングを回収します。

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②ステアリングシャフトのボルトを外す
11mmのソケットを使ってステアリングシャフトのボルトを外します。

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③ピットマンアームのリレーロッド(車体側)を外す
ピットマンアームを車体についたままギアボックスから外すにはスタビライザーバーを外して叩く必要がありますが、そんなことするくらいならギアボックスとピットマンアームをアッセンブリーで外して後で外すことにしました。

なのでピットマンアームのリレーロッド側の割りピンとクラウンナットを外し、タイロッドエンドプーラーを叩き込んで外しました。

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④ギアボックス下、ピットマンアームのナットを外します
このナットはギアボックスが車体についている間に外したほうが楽だと思いますので先に外します。
34mmのソケットでした。

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⑤ギアボックスを外す
ギアボックスを取り付けてあるボルト3本を外します。2本はソケットで外せましたが、1本はタイヤハウスが干渉するのでスパナが必要です。
大きさは忘れました。
干渉するボルトは抜けませんので最後まで残してギアボックスが落下しないように引っ掛け用に使いました。

 

⑥ギアボックスを下ろす
ちょっと重たいですが頑張って下ろしました。

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⑦ピットマンアームを外す
ピットマンアームプーラーを絞め込んでテンションを掛けたら、ピットマンアームを周囲から満遍なくヒートガンで温め、ハンマーで叩きました。温めたくない軸にはアルミホイルを巻いて防熱しました。

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これを外すのが今回最大のヤマ場です。

 

 

⑧ここで注意点
ギアボックスを止めていたボルトが刺さる穴を掃除します。
ここが汚れているとボルトにゴミがついてギアボックスに刺さるとネジ山を痛めます。

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新品ギアボックスのピットマンアーム側にはダストシール的なゴムがありませんでしたので旧品から移植します。

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⑨ギアボックスを付ける
先にステアリングシャフト側を入れてボルトを仮付け、ギアボックス取り付けボルト3本を仮付けします。
ステアリングシャフトへの挿入は1か所でしか入りません。

 

⑩ピットマンアームを仮付けする。
ピットマンアーム両端を手で仮付けします。
ステアリングギアボックスへの取り付けは90度ずつ入る角度がありますが、購入時はハンドルのセンターで調整されていますのでありのままの角度で付ければOKです。

ガタがない程度に取り付ければ、ハンドルを回してセンターであることを確認します。


⑪仮止めを本締めへ
仮止めしたボルトナットを全て本締めします。

 

⑫オイルラインを付ける
ギアボックスについてきたOリングを取り付け、プレッシャー側とリターン側の押さえナットを締め付けます。

 

⑬オイルのエア抜きをする
オイルタンクにステアリングオイルを入れ、エンジンを始動して、ハンドルを左右に何回も往復してエアを抜きます。オイル残量には注意しましょう。
私はATFオイルを使用し、1Lほど使いました。
(1.5Lくらい用意すれば安心です)

 

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オイル漏れもなく床も汚れなくなったのは嬉しい限りですが、ステアリングの遊びが少なくなって運転しやすくなりました。