シボレーC1500とビューエルX1

永久に続くメンテナンス・・・orz

DIO(AF35)クランクベアリング交換 その3

2018年1月26日

その2の続きです。(その1から読む)

ベアリングが入るところに金属片があるので掃除します。
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気合を入れて軽油を用意しましたがうまく落ちず、パーツクリーナーを噴射したほうがよく落ちました。



駆動ケース側に残ったベアリングは貫通マイナスドライバーとハンマーで反対から叩き出しました。
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クランクに残ったオルタネータ(フライホイール)側はギロチン型プーラで抜き出しました。
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必要な交換部品です。
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ガスケットシリンダーヘッド 12251-GBL-000×1  435円
ガスケットシリンダー    12191-GBL-000×1  355円
ベアリング         91005-GBL-873×2 2740円
オイルシール        91201-GKB-003×1  350円
オイルシール        91202-GAH-721×1  445円
オイルシールの金額は逆かもしれません。
(AF35-180XXX用です。番号によって部品が違う可能性があります。)

ベアリングはソケットで叩き込みました。
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ソケットは36mmを使用しましたが、もうちょっと大きい37か38mmくらいがいいかもしれません。
叩いて入れて音が高くなったら奥まではいっています。
ベアリングを冷凍する方法もありますがどうも結露とか気になってやめました。


ベアリングは面からちょっと出ると思われます。
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クランクを入れる前に液状ガスケットを塗ったがこれは失敗。
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クランクを入れるときにガスケットに触れてクランクとピストンに液状ガスケットが付きます。
片側のクランクを入れてから塗ったほうがいいです。

自作インストーラーで引きます。
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片側は最後まで引きました。(逆側で調整する予定なので)


こちら側に液状ガスケットを塗りました。
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ボルトの長さが2種類あるので間違わないようにケースとボルトにマーク(白い点)を付けましたが、ボルトをセットして突出した量が同じになる場所が正規の場所と分かります。
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クランクをインストーラで引きつつ、腰下が結合する前のフリーの状態でクランクを回し、スムーズな回転を手に覚えさせます。
組んだ後、このスムーズさになればOKということです。
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結合した後、まぁいい感じかな?と思ったので終了しました。
腰下の結合トルクは1kgf・mにしました。

オイルシールを入れます。
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オイルシールの外周と内面にシリコングリスを塗って入れました。
これを入れるとクランクが手で回らなくなりました。

オイルシールを入れる前にオイルポンプを組んでおかないと、シールを入れすぎるかもしれません。注意点です。(というか僕が失敗しました。)

シリンダを組みます。
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シリンダを組むときはピストンリングの合口をリング溝の突起に持ってくるように注意しましょう。

金属のシリンダヘッドガスケットは外側から内側へ指でなぞって最初に山がくるほうを上にしました。(元のガスケットがそう入っていたので)
シリンダボルトのトルクは適当に1.8kgf・mにしました。
(コメントいただいた方によると規定値は1.0kgf・mだそうです。)

オイルポンプを組むときはOリングを忘れずに。
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キャブをチェックしましたがキレイでした。
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不具合が出たときに前オーナーが掃除したのでしょう。

キャブからエアクリカバーまで組みました。
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組み立てるためにエンジンをひっくり返してる間にギアオイルが出てきたので補充します。
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バイクにドッキングし、各種配線を繋ぎます。
このとき、あれ?となったのはその1の何かのカプラーとアース、リアブレーキのワイヤーのガイドと取り回しです。
(何かのカプラーとアースがセルモーター用でした。確かにちょっと太い配線です。)
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試運転するも、エンジンかからず。
キャブのドレンからはガソリンが流れてくるので燃料ラインはOKと仮定、圧縮はすぐには分からないので後回し、プラグの点検をしようと思います。